情報
凌陽 VA
中国語: CV:Lucky Fish
日本語: CV:花江夏樹
韓国語: CV:Lee Sang Ho
英語: CV:Aleksander Varadian
凌陽 のフォルテ調査報告
共鳴力
凛然闘気
共鳴評価報告
測定材料:【周波数スペクトル報告RA1888-G】
年齢・共鳴時間ともに不明だが共鳴歴が長い。寒冷地に長時間活動した経験を持ち、この期間で異能力に目覚めた可能性が高い。
音痕が右上腕にある。共鳴後、身体における物理的な変化はない。
高い身体能力と一定の戦闘経験を持っており、戦闘スキル・機動力がある。しかし共鳴能力の使用に疎く、身体能力だけで戦闘する傾向が強い。
共鳴能力は、感知能力を強化し、自身周囲に視認出来ない「低温領域」を作り出して敵を威圧する。同時に、自身の「意志」を領域内の他人に共有でき、個体の「感情」に影響を与える。
類似する共鳴周波数スペクトルの記録はなく、共鳴源の特定には至っていない。
ラベル曲線に収束がなく、初段の穏やかな上昇を示したため、自然型共鳴者と認定する。
「えっ。つまり、この野獣じみた外見は共鳴能力の仕業じゃないのか!つまり、元々は……」
オーバークロック診断報告
波形は楕円形、時間領域表示は安定。波高値は普通、異常波形なし。
診断結果:オーバークロック域が広く安定性が高い。オーバークロックリスクが極めて低い。
オーバークロック歴なし。
共鳴能力の制御と安定した感情により、作成した「領域」内の味方への「鼓舞」も可能。団体行動時、全員のオーバークロックリスクが更に低下すると確認できた。
定期検診を推奨する。
凌陽 の大切なアイテム&好物
醒獅の被り物
瑞獅会館の七星先生が凌陽にプレゼントした被り物で、彼が凌陽を認めた印。
ふとした偶然をきっかけとして、瑞獅団の団員になった凌陽。獣の力を活かしながら、観客の皆に勇気と祝福を与える彼の獅子舞は、今州に凌陽という異質な存在を徐々に溶け込ませた。
努力家な凌陽は、小柄ながらも獅子の感情や細かい動きまで丁寧に表現する。
今、今州では誰もが、「獅首」として凌陽のことを知り、そして好んでいる。
凌陽串焼き
「焼く」というのは今州では最もポピュラーな食材の調理法のひとつで、凌陽もそれが大好きなのだが、強火の炭火で焼くと、肉そのものの旨さが時々落ちてしまうことを残念に思っていた。
そのため、凌陽は長い間悩んだ末、ついに独自の「ミディアムレア」の焼き肉を考案した。
それは、今州名物の「今州串焼き」をベースに、「ミディアムレア」まで火を通し、シンプルな混合香辛料で味を引き出すことで、風味を加えた上に、肉本来の味も保ち、香りと食感ともに絶品な串焼きに仕上げた。開発が完成した途端、尋常ではない速さで今州で流行っていった。
どこにでもある食材で、凌陽も肉を「ミディアムレア」で仕上げるコツを隠さずに皆に教えたが、未だに彼の火加減に対する理解を超える人がないゆえ、唯一無二の串焼きとして知られている。
本人曰く、一つ一つの食材を丁寧に扱い、火の温度を心を以て感じることが秘訣であるらしい。
古びた長命鎖
凌陽が瑞獅団と接点を持つ以前にすでに身に付けていた謎の長命鎖。
今州城に付いた後、瑞獅団の団員たちが街という街を回り、何軒もの店を尋ねたが、この鎖についてなんの情報も入手できなかった。ただ一言「見たこともない古い種類だね」と言われたことがある。
獅子舞の激しい動きで壊れることを恐れ、凌陽はこの鎖を取り外して木箱に入れて保管することにした。
しかし、誰の作品であろうとも、どれほど古びても「安全でいてほしい」という願いが込められていることは変わらない……
少年はこの鎖をあなたに見せたのは、おそらくそういう願いを共有したいと思っているだろう。
凌陽 のストーリー
幸せをもたらす「獅首」
獅子舞は今州の皆に愛されるイベントの一つ。入学式に起業式、誕生祭などの慶事、行事には欠かせない存在となっている。お陰で瑞獅団は商売繁盛……
にもかかわらず、凌陽が瑞獅団の「獅首」になった日から、梅花柱に立ち数々の舞踏を披露する以外に、注文してくるお客さんの要望に応え特別な獅子舞いを用意するのも仕事の一環となった。
凌陽は、お客さんとお話しするのが好き。もちろん、リクエストを細部まで把握することで、お客さんが満足のいく獅子舞いが用意できるのもあるが、何より凌陽の趣味だから。一人一人の人生は、彼にとって未知の宝箱。その物語に耳を傾け、掘り下げることも少なくない。殆どのお客さんは、最初は彼の強い好奇心に負け軽く説明するつもりだったが、知らないうちに経歴や顛末を洗いざらい喋りだす。こんな業を為せるのは、瑞獅団の中でも彼一人だけだ。
びっしりと詰まったスケジュール、いまいちよくわからない要求、急な予定変更をするお客さん……小さな揉め事やトラブルなんかもいつだって起こりうる。たった一つの不手際で、せっかくのお客さんを逃してしまうことだってある。人間関係を維持し、状況に応じ調整を入れるのは、仕事において基本中の基本。
だから、お客さんとの交流は何よりも大事。しかし凌陽にとって、それはまた難しい課題。彼なりの解決策は……つまり、「祝辞」だ。
まずは爽やかな笑顔を見せる。続いては祝辞。これでどんな手を焼くお客さんでも、少しは鎮まるはず。もし相手に気に入れられたら、これからの商談も格段にしやすくなる。効果抜群な『祝辞ノート』(編集:凌陽)は瑞獅団全員の必須品となり、「礼と祝辞」の対応も瑞獅団にとって一種の習慣となった。
「祝辞がうまいね!さては瑞獅団の人でしょう。どうぞどうぞ!」
もちろん、世渡りのために建前で本心を曲げるような真似を凌陽はしたくない。「誠意」と「思いやり」が人間関係において一番大事と思う彼の事だから。一見はただ口にして習慣となった祝辞も、何百回の予習とイメトレで場に合う最適解、と彼は言った。
何より、凌陽は言霊を信じている。ただの祝辞も、意味が宿っていると。
今度、今州城で祝辞を惜しみなく人にばら撒く「獅首」と出会ったら、その好意故の言葉を素直に受けましょう。これが彼の、一番望んだ返事だから。
にもかかわらず、凌陽が瑞獅団の「獅首」になった日から、梅花柱に立ち数々の舞踏を披露する以外に、注文してくるお客さんの要望に応え特別な獅子舞いを用意するのも仕事の一環となった。
凌陽は、お客さんとお話しするのが好き。もちろん、リクエストを細部まで把握することで、お客さんが満足のいく獅子舞いが用意できるのもあるが、何より凌陽の趣味だから。一人一人の人生は、彼にとって未知の宝箱。その物語に耳を傾け、掘り下げることも少なくない。殆どのお客さんは、最初は彼の強い好奇心に負け軽く説明するつもりだったが、知らないうちに経歴や顛末を洗いざらい喋りだす。こんな業を為せるのは、瑞獅団の中でも彼一人だけだ。
びっしりと詰まったスケジュール、いまいちよくわからない要求、急な予定変更をするお客さん……小さな揉め事やトラブルなんかもいつだって起こりうる。たった一つの不手際で、せっかくのお客さんを逃してしまうことだってある。人間関係を維持し、状況に応じ調整を入れるのは、仕事において基本中の基本。
だから、お客さんとの交流は何よりも大事。しかし凌陽にとって、それはまた難しい課題。彼なりの解決策は……つまり、「祝辞」だ。
まずは爽やかな笑顔を見せる。続いては祝辞。これでどんな手を焼くお客さんでも、少しは鎮まるはず。もし相手に気に入れられたら、これからの商談も格段にしやすくなる。効果抜群な『祝辞ノート』(編集:凌陽)は瑞獅団全員の必須品となり、「礼と祝辞」の対応も瑞獅団にとって一種の習慣となった。
「祝辞がうまいね!さては瑞獅団の人でしょう。どうぞどうぞ!」
もちろん、世渡りのために建前で本心を曲げるような真似を凌陽はしたくない。「誠意」と「思いやり」が人間関係において一番大事と思う彼の事だから。一見はただ口にして習慣となった祝辞も、何百回の予習とイメトレで場に合う最適解、と彼は言った。
何より、凌陽は言霊を信じている。ただの祝辞も、意味が宿っていると。
今度、今州城で祝辞を惜しみなく人にばら撒く「獅首」と出会ったら、その好意故の言葉を素直に受けましょう。これが彼の、一番望んだ返事だから。
奇妙な因果
凌陽と瑞獅団の関係は、その日に遡る。今州劇場の獅子舞いを終え、団員たちは夜のうちに道具やら舞台やらを片づけている時……変な少年が一人、屋根から落ちてしまった。
ここまでは予想通り。元々凌陽は瑞獅団と接触するつもりだった。「屋根」という物は予想以上に滑っていて立ちにくい事を除いては。
まだ人間の言葉に慣れない凌陽……確かあの頃はまだ、この名前を授けられていなかった。長い間、「あの子」と呼ばれていた。
言語の交流は無理そうと感じた彼は意を決して、地に転んだ獅子頭を頭に被り、自分の獅子舞いを披露した。
あの日の事を聞かれると、団員たちはまだ困惑を隠せない「獅子舞いより、単なる変わった踊りにしか見えないというか……」
幸い、踊りたい気持ちは伝わった。彼の普通でない外見について、激しい論争が行われた末、瑞獅団の一番古い先生——それこそ現役の責任者、「五方」「七星」の二人さえ「師匠」と呼ぶに値する人の同意で無事に拾われた。
その理由に関して、何度も聞いた凌陽は何度も同じ返答を貰った。
「その耳と尻尾が、伝説に出てくる『瑞獅』と同じじゃからな。」
当の先生は、昼寝の時もたまに寝言が出る「獅子か……その約束……守った……」
それもまた、別の話。
先生の教えで、凌陽は修行を始めた。獅子舞いに読み書き、言葉も一から勉強しなければならなかった。
体中に巡る、生来の野蛮な力。これを制御するために、古来瑝瓏の地に存在した伝統歩法も先生から授かった。体内のあらゆる力を調和するこの歩法もまた、獅子舞いの基本である。入門の後、彼は正式に「獅首」となったのだ。
「獅首」という単語は、この地でいくつかの意味がある。獅子舞いに使用される「獅子頭」であり、それを被って舞を行う人間をも指す。そして、獅子舞いを職業とする、全ての者の憧れ——練習と登場を重ね、いつか天下に名を轟かせて、本物の「獅の首」、首領となる事。
「この力は生まれつきの物だ。それなりに狩りの経験を積んでいた自信もあるけど、獅子舞いに必要なのは力だけではない。体型、歩法、リズム感、連携……いずれも、一朝一夕では身に付かない。先生はいつも言ってた:今州では、獅子舞いが大事な行事。僕も、観客たちをがっかりさせたくない。だから獅首の名前に相応しい働きを見せないとね」
確かに先生たちから見れば、凌陽は才能がある。しかし大事なのは、上達への渇望は人一倍という事。
どんな動きも、完全に身に付くまで何度も繰り返す。そして練習は、深夜になってもなかなか辞めない。
中部台地の梅花柱。彼はよくあそこで、水面に映った影を凝視している。それは考え事か、或いは反省か、誰も知らない。
そして桃の花が満天に散る時、若き獅首が柱に飛び回る姿を見た人は言う。まさに美景だ、と。
ここまでは予想通り。元々凌陽は瑞獅団と接触するつもりだった。「屋根」という物は予想以上に滑っていて立ちにくい事を除いては。
まだ人間の言葉に慣れない凌陽……確かあの頃はまだ、この名前を授けられていなかった。長い間、「あの子」と呼ばれていた。
言語の交流は無理そうと感じた彼は意を決して、地に転んだ獅子頭を頭に被り、自分の獅子舞いを披露した。
あの日の事を聞かれると、団員たちはまだ困惑を隠せない「獅子舞いより、単なる変わった踊りにしか見えないというか……」
幸い、踊りたい気持ちは伝わった。彼の普通でない外見について、激しい論争が行われた末、瑞獅団の一番古い先生——それこそ現役の責任者、「五方」「七星」の二人さえ「師匠」と呼ぶに値する人の同意で無事に拾われた。
その理由に関して、何度も聞いた凌陽は何度も同じ返答を貰った。
「その耳と尻尾が、伝説に出てくる『瑞獅』と同じじゃからな。」
当の先生は、昼寝の時もたまに寝言が出る「獅子か……その約束……守った……」
それもまた、別の話。
先生の教えで、凌陽は修行を始めた。獅子舞いに読み書き、言葉も一から勉強しなければならなかった。
体中に巡る、生来の野蛮な力。これを制御するために、古来瑝瓏の地に存在した伝統歩法も先生から授かった。体内のあらゆる力を調和するこの歩法もまた、獅子舞いの基本である。入門の後、彼は正式に「獅首」となったのだ。
「獅首」という単語は、この地でいくつかの意味がある。獅子舞いに使用される「獅子頭」であり、それを被って舞を行う人間をも指す。そして、獅子舞いを職業とする、全ての者の憧れ——練習と登場を重ね、いつか天下に名を轟かせて、本物の「獅の首」、首領となる事。
「この力は生まれつきの物だ。それなりに狩りの経験を積んでいた自信もあるけど、獅子舞いに必要なのは力だけではない。体型、歩法、リズム感、連携……いずれも、一朝一夕では身に付かない。先生はいつも言ってた:今州では、獅子舞いが大事な行事。僕も、観客たちをがっかりさせたくない。だから獅首の名前に相応しい働きを見せないとね」
確かに先生たちから見れば、凌陽は才能がある。しかし大事なのは、上達への渇望は人一倍という事。
どんな動きも、完全に身に付くまで何度も繰り返す。そして練習は、深夜になってもなかなか辞めない。
中部台地の梅花柱。彼はよくあそこで、水面に映った影を凝視している。それは考え事か、或いは反省か、誰も知らない。
そして桃の花が満天に散る時、若き獅首が柱に飛び回る姿を見た人は言う。まさに美景だ、と。
獅子の守り
中部台地で、毎冬必ず行われる瑞獅団の「修行」がある。
冬が来れば、瑞獅団の商売は一時休み。全員が中部台地に向かい、「桃源郷」にある演舞場で合宿を行う。それは新年の「巡歳」への準備。巡歳と言うのは、今州劇場から城内を一周回る、盛大なパレード。昔の一年と別れ、新しい一年を迎える、毎年の看板行事の一つだ。
故に休みと言っても、普通の人が考える休みなどとは全然違う。この期間で精神を磨き、技を練習し、道具や用品の用意し、新しい舞踏を考案する……しかし、野外に入れば、そこはもう凌陽の狩場だ。
寒い環境でも活発に動き回る彼は、天性の捕食者。それでも、雪に紛れて獲物を襲うものは、別に彼だけではない。
獣の唸り。弱弱しく、助けを求めた声……どんなに離れても、その鋭敏な耳に入る瞬間に彼は準備できた。団員たちのサボりや、休憩の合間で飛び出し、荒野で目標を追跡し、最後は虚を突き、野蛮かつ原始的な攻撃で敵を千切る。
感謝こそされたものの、相手の恐怖に満ちた顔は今でも忘れられない。
「襲われたことよりも……力を制御できない僕の方がよっぽど怖いのか……」
それから凌陽は、自分が人間とは違う存在であることを強く意識するようになった。またいつかこの牙と爪が相手の心臓を惨たらしく貫くのだとしたら……誰もが僕を理性の無い凶暴な獣と思うのではないか?
本当に人間は……こんな僕を受け入れるのだろうか?
僕は本当にこのままでいいのか?
こうして、いつからか今州城でこういう噂が出回るようになった。毎年冬に、中部台地で大声を出して助けを呼ぶと、獅子頭を被った変な生き物が、全速力で向かってくる場面が見られる、という噂。
そして、この「変な生き物」は悪意を持たないと人々が知ると、段々と好奇心が恐怖を圧倒し……最終的に冬の旅人の「守り神」として扱われるようになった。
しかし、それは当人と全く関係のない話である。それより、先生の態度のほうが余程恐ろしい。先生の目には、彼はいつも合同練習を抜け出してサボっているように写っているからだ。
時に、こうして獅子にも勝る力強い怒鳴り声は演舞場に響き渡。
「凌陽!この小僧……まだどっかで油売ってんのか!」
冬が来れば、瑞獅団の商売は一時休み。全員が中部台地に向かい、「桃源郷」にある演舞場で合宿を行う。それは新年の「巡歳」への準備。巡歳と言うのは、今州劇場から城内を一周回る、盛大なパレード。昔の一年と別れ、新しい一年を迎える、毎年の看板行事の一つだ。
故に休みと言っても、普通の人が考える休みなどとは全然違う。この期間で精神を磨き、技を練習し、道具や用品の用意し、新しい舞踏を考案する……しかし、野外に入れば、そこはもう凌陽の狩場だ。
寒い環境でも活発に動き回る彼は、天性の捕食者。それでも、雪に紛れて獲物を襲うものは、別に彼だけではない。
獣の唸り。弱弱しく、助けを求めた声……どんなに離れても、その鋭敏な耳に入る瞬間に彼は準備できた。団員たちのサボりや、休憩の合間で飛び出し、荒野で目標を追跡し、最後は虚を突き、野蛮かつ原始的な攻撃で敵を千切る。
感謝こそされたものの、相手の恐怖に満ちた顔は今でも忘れられない。
「襲われたことよりも……力を制御できない僕の方がよっぽど怖いのか……」
それから凌陽は、自分が人間とは違う存在であることを強く意識するようになった。またいつかこの牙と爪が相手の心臓を惨たらしく貫くのだとしたら……誰もが僕を理性の無い凶暴な獣と思うのではないか?
本当に人間は……こんな僕を受け入れるのだろうか?
僕は本当にこのままでいいのか?
こうして、いつからか今州城でこういう噂が出回るようになった。毎年冬に、中部台地で大声を出して助けを呼ぶと、獅子頭を被った変な生き物が、全速力で向かってくる場面が見られる、という噂。
そして、この「変な生き物」は悪意を持たないと人々が知ると、段々と好奇心が恐怖を圧倒し……最終的に冬の旅人の「守り神」として扱われるようになった。
しかし、それは当人と全く関係のない話である。それより、先生の態度のほうが余程恐ろしい。先生の目には、彼はいつも合同練習を抜け出してサボっているように写っているからだ。
時に、こうして獅子にも勝る力強い怒鳴り声は演舞場に響き渡。
「凌陽!この小僧……まだどっかで油売ってんのか!」
自分探しの旅
「瑝瓏の果てに何があるのかな?」この質問に、どんな研究者も答えを失う。
でも、物語が好きな語り手だけは、その片鱗を教えてくれる。そこには木が群生し、動物が走り回る森。民に崇拝される「瑞獣」もそこに生きていた、と。
しかし、それも悲鳴が来る前の話。今や冷たい静寂が積もるただの無音区になってしまった。
凌陽の記憶に残る姿とは全く違うのである。
いつの日から記憶があったのかはわからない。自分の誕生も、出自も、行き先も全くわからない。生きた場所は滅ぼされて、野外で長く彷徨った彼は辛うじて生き延びていく。他の野獣のように、本能に駆られ苦難の一生を送ったはずだが……偶然にも、捕食中の彼は遠征している人類の軍隊と出会った。
そこから彼はこの変な直立二足歩行をする動物の群れを尾行し、予想外の事を次々と目にした。
自分より遥かに強大な敵を前にしても逃げなかった。
自分が傷ついても、他の傷ついた同類の前に出る。
全員が食不足に陥っても、食べ物を同類に回す。
実に変だ。全てが理解できない行為。
理解できないけど……彼の心に、少しの火を灯した。少しの恐怖と寒冷を払ってくれた。
あの時の凌陽はまだ理解できない。どうして何年も過ぎても、あの動物たちの姿をはっきり覚えているのか。どうして無意識に、あの動物たちの気配と足跡を辿り、旅をして今州城外に来たのだろうか。
崖にいる彼は、遠目で動物たちの生息地を見ていた。すると急に、巨大な衝撃音が彼の鋭敏な耳に轟いた。何かの異常と驚いたが、動物たちはどんどん集まってきた。
喧騒と閃光、熱く輝く「舞踏」が目に映った。その瞬間、凌陽はようやくわかった。自分が長い間探し求めて来たのは、一体何かを。
先頭で大きく舞っていた「獅子頭」から、血脈に近い親しさを感じる。
その瞬間、運命は定められた。
これからは、自分の追求に全力を注ぐ、苦しむことだってあるかもしれない……それでも、決意は彼の心に刻まれた。
でも、物語が好きな語り手だけは、その片鱗を教えてくれる。そこには木が群生し、動物が走り回る森。民に崇拝される「瑞獣」もそこに生きていた、と。
しかし、それも悲鳴が来る前の話。今や冷たい静寂が積もるただの無音区になってしまった。
凌陽の記憶に残る姿とは全く違うのである。
いつの日から記憶があったのかはわからない。自分の誕生も、出自も、行き先も全くわからない。生きた場所は滅ぼされて、野外で長く彷徨った彼は辛うじて生き延びていく。他の野獣のように、本能に駆られ苦難の一生を送ったはずだが……偶然にも、捕食中の彼は遠征している人類の軍隊と出会った。
そこから彼はこの変な直立二足歩行をする動物の群れを尾行し、予想外の事を次々と目にした。
自分より遥かに強大な敵を前にしても逃げなかった。
自分が傷ついても、他の傷ついた同類の前に出る。
全員が食不足に陥っても、食べ物を同類に回す。
実に変だ。全てが理解できない行為。
理解できないけど……彼の心に、少しの火を灯した。少しの恐怖と寒冷を払ってくれた。
あの時の凌陽はまだ理解できない。どうして何年も過ぎても、あの動物たちの姿をはっきり覚えているのか。どうして無意識に、あの動物たちの気配と足跡を辿り、旅をして今州城外に来たのだろうか。
崖にいる彼は、遠目で動物たちの生息地を見ていた。すると急に、巨大な衝撃音が彼の鋭敏な耳に轟いた。何かの異常と驚いたが、動物たちはどんどん集まってきた。
喧騒と閃光、熱く輝く「舞踏」が目に映った。その瞬間、凌陽はようやくわかった。自分が長い間探し求めて来たのは、一体何かを。
先頭で大きく舞っていた「獅子頭」から、血脈に近い親しさを感じる。
その瞬間、運命は定められた。
これからは、自分の追求に全力を注ぐ、苦しむことだってあるかもしれない……それでも、決意は彼の心に刻まれた。
名前を貰った日
瑞獅団に入ったからには、いつも炎のような情熱で人を接し、暗夜を照らし恐怖を払う灯火になりたいと思う凌陽……しかし、自分の共鳴能力は、「氷」に近いと知ったのはかなり後の話。
「暗い夜の氷……そんなの人を絶望させるだけだ。もう何度も味わってきたから。氷か……そんなので恐怖を払うだなんて、笑い話だな」
そう考えた少年は慣れた訓練場に無意識で足を運んだ。一人で練習し始めたその顔が、少し怒ったように見えた。
そこで先生は何故か陰から近づいて、少年に話を聞いた。
「ははっ、そんなこともあったか。……そうじゃ、わっぱよ。まだ名前がないかの?」
「なまえ?どういう意味?」
「普通は、両親の願いや期待を込めた言葉か。人としての運命は、その名前にあるとよく言われる。じゃが、その真逆の場合もある。名前通りに生きるか、名前の真逆にいくのかは、自分次第だな」
「昔の事は覚えていない、両親も見つからない。となると、お前が自ら決める事じゃ。これから、どんな人になりたいかの?」
「どんな……人?」
「質問を変えようか。何をやりたい?」
「い、一番高い柱に登りたい!太陽よりもっと高い柱に!」
「じゃが、太陽に近づくと、燃やしつくされるかもしれんぞ?」
「むむ……怖くないっ!僕は、皆に平和と楽しさを分け合い、勇気と優しさを与えるような存在になりたい。これで認めてもらいたい……太陽に燃やしつくされないよう、太陽より熱くなってみせる!」
「ははははっ!結構、結構。お前の名前は、『凌陽』でいい」
「それと、名前を持ったらつまり、この世間で唯一の存在になる事じゃ。今日は、お前の誕生日になろう」
「たんじょうび?」
「人間は時の流れに節目を刻み、命の短さを自覚する。それが誕生日。何より、生を授けたこの特別な日に、丸一日で祝ってっもばちはあたらんのう」
「では……」
「お誕生日おめでとう!凌陽!」
団員たちは急に飛び出して、その名前を大きな声で呼んだ。
「凌……陽……」
一番大切なこのプレゼントを、心の中で、小さな声で何度も繰り返した。名前の真意を確かめるように慎重に。これは絶対に失くしてはいけないものだから。そうして、彼はこの名前に負けない努力を重ね、皆を守ると、密かに決めた。
いつか、氷を壊し、太陽を凌駕するような、熱い存在になるのだ、と。
「暗い夜の氷……そんなの人を絶望させるだけだ。もう何度も味わってきたから。氷か……そんなので恐怖を払うだなんて、笑い話だな」
そう考えた少年は慣れた訓練場に無意識で足を運んだ。一人で練習し始めたその顔が、少し怒ったように見えた。
そこで先生は何故か陰から近づいて、少年に話を聞いた。
「ははっ、そんなこともあったか。……そうじゃ、わっぱよ。まだ名前がないかの?」
「なまえ?どういう意味?」
「普通は、両親の願いや期待を込めた言葉か。人としての運命は、その名前にあるとよく言われる。じゃが、その真逆の場合もある。名前通りに生きるか、名前の真逆にいくのかは、自分次第だな」
「昔の事は覚えていない、両親も見つからない。となると、お前が自ら決める事じゃ。これから、どんな人になりたいかの?」
「どんな……人?」
「質問を変えようか。何をやりたい?」
「い、一番高い柱に登りたい!太陽よりもっと高い柱に!」
「じゃが、太陽に近づくと、燃やしつくされるかもしれんぞ?」
「むむ……怖くないっ!僕は、皆に平和と楽しさを分け合い、勇気と優しさを与えるような存在になりたい。これで認めてもらいたい……太陽に燃やしつくされないよう、太陽より熱くなってみせる!」
「ははははっ!結構、結構。お前の名前は、『凌陽』でいい」
「それと、名前を持ったらつまり、この世間で唯一の存在になる事じゃ。今日は、お前の誕生日になろう」
「たんじょうび?」
「人間は時の流れに節目を刻み、命の短さを自覚する。それが誕生日。何より、生を授けたこの特別な日に、丸一日で祝ってっもばちはあたらんのう」
「では……」
「お誕生日おめでとう!凌陽!」
団員たちは急に飛び出して、その名前を大きな声で呼んだ。
「凌……陽……」
一番大切なこのプレゼントを、心の中で、小さな声で何度も繰り返した。名前の真意を確かめるように慎重に。これは絶対に失くしてはいけないものだから。そうして、彼はこの名前に負けない努力を重ね、皆を守ると、密かに決めた。
いつか、氷を壊し、太陽を凌駕するような、熱い存在になるのだ、と。
凌陽 のボイスライン
心の声・その一
こう見えても僕、力には自信があるんだ。だから何か困ったことがあったらいつでも呼んでね!君のためなら何でも手伝うよ!
心の声・その二
ああ、包帯のこと?ほとんどは稽古か、野外での戦闘の時に負った傷なんだ。別に放っておいても全然大丈夫なんだけどね。……ところで、君の腕のその包帯……それも戦闘で負った傷?僕が一緒にいたらそんなことにはならなかっただろうに……。僕が傷つくのは構わないけど、他の人が傷つくのは……やっぱりイヤだな。
心の声・その三
僕は言葉に宿る力を信じてる。言霊ってあるでしょ?口にした言葉が叶うのなら、祝福も僕たちの知らないうちに叶うかもしれない。だから、祝福の言葉は惜しみなく、大声で、何度でも口にするべきなんだ。きっとそうした方が神様の耳にも届きやすいからね。これがいつも僕が縁起のいい言葉を口にしてる理由だよ。
心の声・その四
一度でいいから君を僕の「故郷」に案内したいけど、あそこに僕の知る風景はもうない……今はただの無音区だから。今あそこにあるのは、生の音すら許されない完全な静寂だけ……。だから、今は賑やかな鼓の音に溢れるここの方が好きかな。でももし悲鳴に勝つ日が来て、僕の「故郷」が元の風景を取り戻したら、高く聳える大木と、キレイに舞う蛍、それに空を流れる星々も……君と一緒に見に行きたいな。
心の声・その五
人にこの姿を見せることはもう怖くなくなったけど、やっぱりどう見ても僕は人間じゃない……でしょ?この姿を受け入れてくれない人もいるし、助けの手を差し伸べても「鋭い爪」って勘違いされることだってある。 ……こんな僕を見て、怖いと感じることは……ある?……一緒に過ごしてきた君の、信頼する君の、本当の意見を聞きたいんだ。
好きなこと
僕は人間観察が好きだよ。獅子舞を見に来てくれるお客さん一人一人のこれまでの人生を、深く知ってみたいんだ。全く同じ葉っぱを見つけられないのと同じように、みんな経歴も、性格も、人柄も全く異なる唯一無二の存在だからね。中でも君はさらに特別なんだ。君の全ては僕にとって興味深い……だから君のこと、もう少し教えて欲しいな。
悩み
曲に合わせて演じるのが獅子舞の基本なんだけど、曲に決まったパターンがないから柔軟に舞と鼓を調和させないといけないんだよね。で、瑞獅団の団員はみんな五方先生が担当の獅子舞の授業と七星先生が担当の鼓の授業、どっちも参加する必要があって……つまり、どっちも人前で見せられるレベルで習得する必要があるんだけど……これが難しいんだ……。鼓を演奏する時はテンポを間違えがちだし、獅子舞の方は得意だけど、足運びに集中しすぎて鼓からの指示を聞き逃すことも多い……うまくいったとしても、他の団員が僕の足運びに合わせてくれたおかげで何とかなったってことも少なくない。師匠に言わせれば、僕って典型的な好き嫌いの激しいやつ、なんだろうなぁ……。
好きな食べ物
ミディアムレアの焼肉って食べたことある?素材の本来の旨みをキープしつつ、口の中でホロホロととろける食感を楽しめるよ。さらに特製の香辛料で旨みを引き出すと……これは絶対内緒だよ?今州で今大流行のそれ、実は僕が考えた料理法なんだ!
嫌いな食べ物
あっ、閃いた!僕の苦手な野菜も、肉を焼くみたいに直火焼きで調理したら美味しくなるかも!
夢
「邪気退散、萬福招来、恐怖鎮静、繁栄守護」、それが獅子舞に込められた祝福だよ。師匠の「高望みはせず、地道に努力を重ねていくのみ」という教えに従って、これからもみんなに伝えていきたいな。僕の修練はまだまだ不十分かもしれないけど、「採青」を目指して、一歩一歩杭を踏みしめていけば、どんなに「高い」場所でもいつか必ず登れるって信じてるんだ。
伝えたいこと・その一
ああ、何でいつもこの獅子の被り物を持ち歩いてるのかって?初めて今州に来たときは、これを外すのが怖かったんだ。人でないものに向けられる視線が、本当の僕に向けられる視線が怖かった。……これがあれば踊ることに集中できる。きっとこの被り物は、僕が本当の僕でいるために必要なものなんだ。
伝えたいこと・その二
なぜかはわからないけど、みんな僕の尻尾に興味津々なんだよね……。先輩たちなんかもよく僕の後ろ姿を追っかけて、尻尾の揺れに合わせて鼓を叩いたりしてる……。実を言うと僕もちゃんと尻尾を制御できるわけじゃないんだ。条件反射ってやつ?嬉しい時——例えば今なんかも勝手に揺れちゃうんだ。
忌炎について
今州の獅子舞は、兵士の凱旋を祝う戦舞に由来する。後に出征の時にも披露されるようになって、「最速で勝利を取る」という人々からの祝福が込められた、兵士の士気を高める舞に変わっていった。だから、僕たち瑞獅団は各地の駐屯地を巡って、駐在する兵士たちのために舞を披露してきたんだ。でも僕が初めて「獅首」役を任されたとき、たくさんミスしちゃってすっごい落ち込んじゃったの……。で、そんな意気消沈の僕を励ましてくれたのが忌炎将軍なんだ。私生活の将軍は、見た目みたいに厳しくないんだよ。あの人が何であんなにも兵士たちから支持されているのかも、わかる気がするよね……。本当に強くて優しい人だと思う。
鑑心について
獅子舞の足運びは何らかの武術と融合してたり、何かの流派の型を吸収してたりする。でも、やっぱり見た目重視だから、大振りな動きになりがちなんだ。あの人の拳法はまさに正反対。でも小振りな一撃で7人の巨漢を倒すところを見たことがあるんだ!まさに「静を以て動を制す、柔を以て剛を制す」……やっぱり風儀拳の使い手は伊達じゃないね。
桃祈について
天まで届く七星鼓の響きは、悪鬼凶獣をも退散させる!……その轟音の真っただ中でもぐっすり快眠できるなんて……僕には考えられないよ……。でもあの桃色の髪のお姉さんって本当に不思議な人だよね。あの人が天工の事務長だってことは後から知ったんだけど、今州周辺の立派な防御施設を見るによっぽど疲れてるのかな……。これからも毎日いい夢が見られるといいね。
淵武について
淵武さんの道場はいろんな野良猫の避難所になってるよね。そこを通る時によく野良猫と「稽古」をして、捕まえた群彩をご褒美としてあげるんだ。あの野良猫たちも雷煌拳を習得してるのかな?もしかしたら動きをしっかり見ればヒントを得られるかも。……そんなことよりも、淵武さんの作った煮干し……あれ、ホントに美味しいんだ!
モルトフィーについて
モルトフィーさんと言えば、いつでも顔に「近寄るな」って書いてあるイメージがあるよね。きっとそういうイメージのせいで、他の人から敬遠されがちなんだろうなあ。でもモルトフィーさんには、おもちゃ発明家として今州の子供たちに絶大な人気を誇る、という知られざる一面があるんだ。前に瑞獅団のグッズのデザインにも協力してくれたことがあるんだよ。僕からしたら、案外子供らしくていい人なんだけどね。とにかく、彼のことは怖がらないでいいよ!要望を丁寧にきちんと伝えれば、その実現に絶対協力してくれる人だから。
熾霞について
熾霞?フフ……彼女はなかなかのやり手だね。でも次は絶対負けないぞ!……なんの試合かって?そりゃもちろん、制限時間内でどれだけ人助けできるか、の試合だよ!
秧秧について
秧秧さんの歌声はほんとに綺麗。だから劇場でも歌ってほしいって頼んだんだけど、「人前で歌うのは恥ずかしい」って断られたんだ。そんなの僕にとっての獅子舞と同じなのに。最初の一歩さえ踏み出せれば、後は体が自然に動いてくれるよ!
白芷について
白芷のそばにいるあの変わった反響生物……「優曇」だっけ?僕と同じなのかなって思ったんだけど……まあ、結局ただの勘違いだったね……。
誕生日祝い
誕生日おめでとう!まさに毎年祝うべき大安吉日。笑門来福、これからも毎年この時を笑顔で迎えられますように!えへへ、実は君のためにオリジナルの獅子舞を考えたんだ。だからもう少しだけ君の時間、僕に独り占めさせて。ちょっとだけ長い舞になるかもしれないから……。
余暇・その一
ガオー!開演だ!今年も絶対優勝を飾ろうね!
余暇・その二
準備運動は済ませた!いつでも行ける!
余暇・その三
ん?……幻聴?やっぱり鼓のない生活には慣れないなぁ……
自己紹介
凌陽だよ。被り物を外した今の格好より、獅子舞の杭の上に立つ「獅首」の方が馴染み深いかな?これからは僕のありのままの姿も覚えてね。
最初の音
獅子舞の開演だ!諸悪退散、諸願成就!
チームに編入・その一
え?なんか面白いこと?僕も一枚噛みたい!
チームに編入・その二
シーっ!師匠に内緒で出てきたから……!
チームに編入・その三
みんなも無事帰れますように。
突破・その一
はぁあ!また新しい型を習得した!
突破・その二
君の期待に応えたい……もっと頑張らないと!
突破・その三
「山場を越えると視界が開ける」ってこういうことなんだ!ここまで連れてきてくれてありがと!よし、さらなる高みへ挑戦だ!
突破・その四
「たとえどれほど優れていても、『一番高い杭』への畏敬を失ってはいけない」といつも師匠に言われてきた。上にはまだ上がいるってことだね。だから常に謙虚さは忘れちゃいけない。僕はこの畏敬の念を胸に、これからも修行に励むと決めたんだ。今僕の目の前にいる、最高のお手本を追いかけながらね。
突破・その五
巷の伝承では、獅子舞の足運びは古代の偉い人が天を仰ぎ、北斗七星の形をモチーフに創作されたもの……それ故、獅子舞の達人は、天地からの力が作用し、体内に宇宙を作るほどの神域に達すると言う……。ふぅ……僕もこの領域をようやく垣間見ることができた。まだまだ不完全かもしれないけど、今の僕なら、君をちゃんと守ることができる。
基本攻撃手段・一
これは痛いよ
基本攻撃手段・二
喰らえ!
基本攻撃手段・三
はあーっ!
基本攻撃手段・四
北斗の足運び!
基本攻撃手段・五
天星の身のこなし!
基本攻撃手段・六
鼓のリズムに乗って!
空中攻撃・1
気をつけろ!
空中攻撃・2
これでどうだ!
空中攻撃・3
ほおーはあっ!
共鳴スキル・1
一心不乱!
共鳴スキル・2
厄よ散れ!
共鳴スキル・3
これはどうだ!
共鳴解放・1
これで……お仕舞!
共鳴解放・2
獅子の鼓音!
共鳴解放・3
悪霊退散!
回避・1
残念!惜しかったね!
回避・2
僕と踊りたい?
回避・3
余裕余裕。
パリィ・1
いいね。
パリィ・2
受け取った。
パリィ・3
まだまだだね。
ダメージ・1
……平気。
ダメージ・2
台詞なし
ダメージ・3
台詞なし
ダメージ・4
うわぁ、転んじゃう!
ダメージ・5
油断した!
ダメージ・6
台詞なし
重傷・1
頑張らないと……
重傷・2
まだ、大丈夫……
重傷・3
僕は……負けない!
戦闘不能・1
鼓の音は、まだ止んでない……
戦闘不能・2
足が……重い……
戦闘不能・3
これで……終わり?
音骸スキル・召喚
ガオー!
音骸スキル・変身
どこにいるでしょう!?
変奏スキル・1
僕の出番だ!
変奏スキル・2
僕がいる、心配しないで。
敵に遭遇
危険な匂いがする……
滑空
やっぱ高いとこっていいね。
鉤縄
台詞なし
スキャン
見つけたよ。
ダッシュ
走るは風の如し。
壁走り
走るは雨の如し。
補給獲得・1
八方来財、めでたしめでたし!
補給獲得・2
全部君の物だよ。
補給獲得・3
一度運が舞い込めば、きっとすごいことになるよ!