情報

散華 VA

中国語: CV:Song Yuanyuan
日本語: CV:松田利冴
韓国語: CV:Yu Yeong
英語: CV:Jennifer Armour

散華 のフォルテ調査報告

共鳴力

舞い散る雪華

共鳴評価報告

測定材料:周波数スペクトル報告RA2105-G 先天性視覚障害者。海蝕現象に遭遇したことにより、降雪と共に現れた「残像」に右目が侵蝕され、異常視界を得たと同時に異能力に目覚めた。 音痕が右目瞳孔にあり、共鳴能力を発動すると顕現する。 共鳴後、右目音痕辺りから強い不安定周波数を発するようになり、その影響で左目が灰色から赤色に変異した。 雪を操る共鳴能力を有しており、その力は精神力に影響される。 さらに異変による異常視界で周波数を「観測」できることが確認された。共鳴周波数スペクトルは「風」や「雪」など現存の気象と近い。また瞳孔部位のみ「残像」のものと近い。両方に強い反応をしたため、共鳴源の完全特定は不可。ラベル曲線に収束がなく、中段では急上昇を見せたため、突然変異型共鳴者と認定する。

オーバークロック診断報告

オーバークロック診断報告波形は楕円状、時間領域表示は安定。異常波形なし。 診断結果:安定性が高いが、オーバークロック域が狭い。 オーバークロック歴あり。最高レベル:中。 オーバークロック時、周波数反応が極めて強くなり、制御不能レベルのエネルギー漏洩が発生。 かつて野外区域で強い雪を引き起こした。人員損失はなし。レベル3事件としてEX01521に収録した。 異能力の現状とオーバークロック歴に基づいたオーバークロック可能性は「高い」。心理・生理健康に留意し、定期検診及びメンタルケアを推奨する。

散華 の大切なアイテム&好物

常界
常界
散華が寺を去った時に、住持からもらった数珠のネックレス。 住持からの戒めと祝福が込められた、散華にとって大切なものであり、首から外したことはない。心が落ち着かない時に、「常界」を優しく摩ると、心経を唱えるように不思議に散華を落ち着かせる。
無相
無相
今汐は、散華の目に映る世界を見てみたい。その願いを叶えるために、散華はある瑝瓏の影絵の達人を訪ね、このような形で彼女の見た地獄の一角を今汐に見せた。その奇怪な地獄絵図が、奇しくも今汐に好かれたせいで、いつか自分もこの地獄の景色と仲良くなると散華にたまに錯覚させる。 このような荒っぽい化け物の影絵の他に、散華は対を成す人型の影絵を大切に持っている。
刹那
刹那
「散る運命にある」ことこそが美さの本質であると、散華は思う。純潔な氷雪がいずれ溶けて消え去るように。 たまに……彼女が手のひらに氷雪を作り、それを見つめる。それはその美しさに感心しているのか、それともその散りゆく定めに感傷しているのか? この霜の花を凍結し、大切に保存した。それが彼女が今永遠に記憶にとどめたい刹那の刻と、守ろうとしている美しさと重なっているから。

散華 のストーリー

令尹の近衛
名前の「散華」よりも、「あの令尹の近衛」と呼ばれることが多い。
人から見ると、彼女はいつも適切な距離を保ちながら、今州の若い令尹・今汐の後ろに立つという印象が強いからだ。必要な時だけに、自分の刃を見せる刀のように、それ以外の時は鞘に納まるかのように他人の目線から自分の存在を消す。
今や令尹に反対の声を上げる者はあまりいないが、いまだに彼女の権威に挑もうとする者がいる。しかし、令尹の威厳と権力がゆえに、直接彼女に圧をかけることができない。なので、このように愛想がなく、融通も効かなさそうに見える近衛はまさに彼女の代わりとして最適だ。
しかし、彼らの思惑が的を射ることはなかった。悪意をもつ来客の要望がどんなに厳しいものであったとしても、散華は寸分違わずにそれを満たしてあげたのだ。
いつも精確に時間を守ってくれる、すらすらと受け答えができる、緊急時は柔軟で冷静に善処できる、円滑で洗練された交渉術まで習得している…どれほど相手に厳しい人でも、彼女の対処に何一つ問題を見出すことはできなかった。
令尹近衛として、表舞台に立って見える客を招待することだけが仕事ではなく、舞台の裏で招かれざる「客」の対処はそれより大事だ。
また、令尹という身分の高さが故に、大金を払うまで今汐の命を狙う人がいる。金目当ての「客」が欲しいのは、当然熱いお茶ではない。
しかし、やつらはすぐに自分の誤算に気づくことになる。熱いお茶ではなく研ぎ澄まされた刃に迎えられた時、その近衛は恐ろしい修羅へと変貌し、何もかもを見透かすような、赤い瞳で彼らを見つめていた。そして、ちらっと何か鋭いものが光り、突然自分の足が急に冷たい空気に包まれて震え始めることで我に返る。足元まで落ち、綺麗に切り落とされたズボンの股下の部分だった布だけがさっきの光の正体を物語ることとなる。
たいていの「客」は、これだけで撤退する。
もちろん、刀を鞘に納めた後は、再び静寂が訪れる。影は再び影に戻り、今汐の光は変わらず揺るがない。
しかし、予想を裏切ることこそが、この世の常…
「この方が令尹の近衛ですか?」
目の前に、今汐と同じく綺麗で鮮明な人型の周波数が見られる共鳴者がそう問いかけた。
――それは令尹近衛の世界に、再び波紋を呼んだ。
驟雪
それは雪から始まる物語であった。
突如爆発した海蝕異変が散華がいる町を呑み込んだ。山は雪に覆われ、残像が動き出し、町は一瞬にして煉獄と化した。集落にいる人間も草木も動物も、有象無象の活物も死物も、わずか数時間のうちに吹雪の異変に押し潰された。そして、奇しくも巨大な残像に再構築され、すでに無音区になった雪山の頂にそびえ立ち、厳かで奇妙な阿修羅像のような姿を取った。
現場に駆けつけた夜帰軍の戦士たちがその残像を撃破した。その奇妙で巨大な残像が甲高い悲鳴をあげながら倒れて瓦解した後、 戦士たちが戦場を片付けていると、雪に覆われて、凍えた青白い顔の女の子の赤ちゃんが見つかった。
なぜその赤ん坊が煉獄を生き抜いたかを考える暇もなく、その戦士たちは手についた血を拭いて、残骸の中に横たわっていた女の子を慎重に抱き上げた。そして、後方に向かって「ここに赤ちゃんがいる!生存者がいる!生存者がいるぞ!」と高らかに叫んだ。
その叫び声は戦線の後方まで届いた。夜帰軍の戦士は鼓舞され、生命への愛情と感激の気持ちが叫び声に乗って戦場に広がり、戦士たちの疲れた心を癒した。
このことは「神が授けた奇跡」と思われた。
数日後、煉獄から連れ戻された赤ん坊は、人の魂をも動揺させるような赤い瞳を初めて開いた。残像は彼女の命を奪わなかったが、その左の目を侵食し、奇跡的に新たな目を再構築した。生まれつき盲目だった彼女は、それからはこの目で万物の本質的な周波数を洞察できるようになった。
——あの時、彼女はまだこれが「悲鳴による呪い」であると認識できなかった。
この呪いは、あらゆるものを恐ろしく喧騒な化け物に歪め、彼女の感覚をかく乱させ、人が持つ従来の認知を押し潰した。確かにそこに偽りはないが、光も当然存在しない。
結局、彼女はあの雪の夜の終わりなき輪廻に囚われ続けることになった。地獄から人の世に足を踏み入れ、再び煉獄に落ちるということを何度も何度も繰り返し、修羅悪鬼となるまで。彼女は戦場から救出されてなどいない。

それ以来、彼女の世界は地獄絵図と化し、生涯残像との共存から解放されることはない。
余寒
散華はたまに、雪の夢を見る。
幼い頃から、散華は寡黙で、他人と接することが苦手だった。彼女の周りは、いつも自分にも制御できない人を凍えさせる冷気に包まれている。それはまるで彼女と他人を隔てる鋭い刃のように空気を切り裂く。彼女の周りを通る人は凍傷にならないよう、それに気を配らなければならなかった。
警戒心が強く、危険で、予測できない彼女のことだから。誰も彼女が雪の降る悪夢を繰り返し見ることなど、想像もできなかっただろう。
その夢の中で、彼女は道に迷いながら、雪原を、一筋の光を求めて、果てしない暗闇の中をただ歩み続ける。気がつくと彼女は、雪の中で何匹もの歪な形をした怪物に囲まれながら横たわり、体を食い千切られようとしていた。彼女は数百の欠損した死体の山に積み上げられた一つ。怪物が彼女の目をえぐり出している。何もかも暗闇へと落ち、怪物の影だけがざわざわと動くようになると、彼女は驚いて目を覚ます。
成長していくにつれ、彼女の共鳴能力は強くなった。彼女の中に蠢く残像の悪鬼は周波数を侵食するという渇いた本能に駆られ、彼女にその影を落とした。風雪の制御はより困難になり、人間と残像の周波数の見分けすらつかなくなってしまった。
時に、目が覚めると、まだ夢の中ではないかと錯覚することがある。下を向いて自分の姿を見ると、それも怪物の形をしている。
無情なのは彼女なのか、風雪なのか、それとも彼女自身こそが風雪そのものなのか。
悪鬼と共存する結末を知り、散華は自分を追放する旅路についた。

今もなお、彼女は雪の夢を見る。
暗闇で明かりをつけなくても物が見えるので、夢から驚いて覚める時に、部屋の中に光源があることに気づく。まだ政務処理に励んでいる今汐だ。
「申し訳ございません。令尹さま…」 彼女は自分の不覚と過失を詫びた。
灯りの元で走り書きをしていた少女がその動きに気づいて、顔を上げた。「先に休みなさいって伝えたはずよ。昨夜徹夜で文書の整理を手伝ってくれなかったら、日が昇るまでこの半分も終わらなかったでしょうね」
「令尹さまこそ、どうかお早めにお休みください。残った分は私にお任せを」
「また昨夜のように、煩わしい公文を全部一人で処理するつもりなの?」 しばらく考え込んだ後、今汐はいたずらっぽく微笑みを浮かべた。「話し相手になってくれない?もうじき終わるから」
「左様ですか。ならば、令尹さまは何がお聞きしたいですか?心経なんていかがでしょうか?」
「…そういえば、さっき夢でも見ていたのかしら? 何か寝言を聞いたような気がするのだけど」
「恐らく夢の中で心経を唱えていたかと存じます」
「…寝言まで心経なのね! …それにしても、この量の公文の処理、流石に応えるわね…」
「…そうですね。実は先ほどは、今汐さまのことを夢見ていました。雪原に立つ今汐さま…それはただただ、美しい眺めでした」
散華は少女に温かい笑顔を見せた。今、彼女の旅路には仲間がいる。
落華
散華は、雪を見たことがある。
流浪の身として各地を転々とし、人気のない山奥や荒野を目指し、果てしない漆黒の大地を崖の上から見下ろしたこともある。
彼女はこの惑星を亘って続くような星痕の亀裂を見たことがある。そこからは残像が絶えることなく孵化し、群れをなして軍となり、かつて彼女の目を侵食したように、人類が住むこの大地を侵食していく。
彼女は残像を切ることで安らぎを手に入れようとしたが、それに失敗した。不安定で狂った周波数によるノイズが昼も夜も彼女の耳元で甲高く鳴り響く。彼女を支え、前へ進ませたのは生き残るための本能だけだった。
彼女は細い糸に引っ張られた凧のように荒野を漂った。いつしかその糸さえ切れそうになって、彼女はただ風雪に身を委ね、目的もなく彷徨った。しかし、 彼女の至る場所は、吹雪に覆われる。彼女は災いそのものなのだ。
こうして彼女の悪名が広まった。彼女を追う人は後を絶えない。それは何者なのか、その目的すらわからないまま。理性という名の糸を手繰って、彼女は悪鬼を檻に閉じ込めると決意したが。本能に取り乱され、彼女は無意識的に逃避という道を辿った。
追手に山奥まで追い込まれた彼女は窮地で雪を見た。

金色の雪が、華やかな花びらのように空を舞う。
状況も怪我も忘れてしまうほど、その雪に惹かれた。その時、彼女は低い詠唱の声を聞いた。それはまるで魔法のような、人の心を落ち着かせる声だった。我に返った時に彼女はすでに黄金の雪の中に立っており、風雪も止んでいた。
その声の持ち主は住職と名乗った時、彼女は目の前の光景が菩提樹の落花だということに初めて気が付いた。
「一切の有為法は、夢幻泡影の如く、露の如く、亦た、電の如し。まさに、かくの如くき観をなすべし。苦しみとして見るものから遠ざかるために、それを知る必要があるのです。これからあなたはある『縁』と巡り合い、その『縁』が、あなたの『因』を『果』へと至らせるのです。」
彼女はその言葉を理解できなかったが、逃げ出そうとはしなかった。住職と名乗った人が彼女を引き取ってくれた…というより、彼女という野良猫を飼いならすために寺に連れて行かれたと言うべきか。彼女を大人しくさせたのが武力ではなく、無音の落花と戒めの言葉だったのは誰も予想していなかった。
「散華」という戒名を与えられた彼女は、それからは「散華」として寺の僧侶たちとともに剣術の稽古をし、心経を唱える日々を過ごしていた。もし「縁」を迎えることにより、「因」が実るのであれば、私は果たしてどこにその「縁」を求めるべきであろうか、と新たな問いを抱きながら。
凍晴
散華は、再び血と炎に満ち溢れる戦場の真ん中に立った。その身から奪われたもののために。
あの時に侵食されたのは、彼女の目と、彼女の町。あの時の彼女は無力だったが、今の彼女は戦の渦の中でも動じない力を持っている。風雪は彼女が背負う呪いであり、武器でもある。
押し寄せる残像に目が疼く。甲高く歪んだ周波数の音が耳元を掠っていく。荒れ狂う風雪の中、彼女が見た光景は、何年も見なかった悪夢と徐々に重なっていった。
何十、いや、何百もの屍が積み重なった山が、巨大でおぞましい修羅の相に見える。夢と違って、瞳に映ったそれは、全て見知った顔からできていた。
幻覚の中で、彼女の中に潜む悪鬼が、今や空っぽになった彼女という殻を破り、狂ったかのように猛烈な吹雪を呼び込んだ。
もはやその力は彼女の御を離れ、彼女自身に牙をむき破滅へと追いやった。呪いに由来するその力は、悲鳴の前ではまるで冗談のように、取るに足らないものであった。
「…あれから…何も変わらなかったね」
残像と異変に敵わず、疲れ果てて地面に倒れ込んだ。彼女は無気力に呟き、ため息をついた。
自分がどれだけの怪我をしているのかすら分からない。ただ、唯一の温もりさえ自分から離れていこうとしていることだけは確かだった。まるで幼き日に見た夢に戻ったようだ。雪原に横たわり、凍り付いた冷気と氷に包まれ、体が雪と一つになってしまいそう。
世界が完全なる静寂と漆黒に落ちようとしたその瞬間、ぼんやりと、彼女の視界に一片の白が落ちてきた。
「…雪…」
その冷たさに触れようと手を伸ばしたが、何故か指先は温かさに包まれた。
——いや、「これ」は雪ではない。
力いっぱい目を見開くと、視界に鮮明な少女の輪郭が浮かんだ。いままで見たことのない周波数だ。

少女は彼女の前に立ち、指先から流れる稲妻を煌めかせた。散華の全身を巡る吹雪は少女の周りに導かれ、無秩序な周波数に徐々に安定がもたらされる。空から降りた雷は春の訪れを告げた。天気が変わり、季節が流れ始めた。少女は自分の祈りに応えてくれた御子として降臨してきたのだろうか。雷のまばゆい光は、瞬きする間に戦場にある残像を粉々に打ち砕いたのだった。
氷雪が解け、散華の耳に響く甲高い音は次第に収まっていく。彼女の耳に聞こえてきたのは、もはや戦場の絶叫や慟哭ではなく、風の吹く音、鳥のさえずり、大地に命が芽吹く音。彼女はようやくあの雪の夜から抜け出した。彼女の人生に、再び時間が流れ始めたのだ。

散華は、その瞬間から、自分の因果を理解した。
「縁」は「因」を実らせる。今汐は破滅の中にも新しい命が生まれることを彼女に見せた。今汐こそが、こんな世の中でも新たな命を守り、祝福し、人々を導くことができる人なのかもしれない。
今汐が導くその未来は、彼女が求める「果」そのものであり、暗闇の中で追い求めてきた光そのものだ。

——今度こそ、彼女は刃を取り、彼女の身を纏う悪鬼を守る力へと変えた。

散華 のボイスライン

心の声・その一
…申し訳ない、少し驚いてしまった。私の目には…世にある生命の本質を映す周波数が見える。すべての命は霞み、ノイズがかった姿で私の視界に映る…初めて見た瞬間、あなたが特別であることがわかった。今汐様以外で、私の目にここまで鮮明に見える存在はないもの。だから…少々慣れなかっただけ。
心の声・その二
命は私たちの目に見えないところで輪廻し続ける…その流転は止まらず、輪廻が絶たれることも決してない。この世から去る者に対して、留まる者がすべき事は、その存在を心に刻み前に進む、これだけでいい。漂泊者、あなたは何のために旅を始めたの?
心の声・その三
今汐様のお傍にいられなくなる?そんな日が来るとしたら、それは私がこの世を去ったか、今汐様が宿願を果たして私を必要としなくなったかのどちらか。本当にそうなった場合、私もあなたのように…この世を放浪し、もう一人の漂泊者になるかもしれない。その時の旅の仲間があなたなら、それも悪くない選択になろう。
心の声・その四
ん?何を考えている?私がか?今は漂泊者が考えている事について、思索に耽けっているところよ。周波数ではあなたの考えを読み取れないもの。でもこんな感覚も、意外と悪くない。
心の声・その五
物事にはすべて因果があるの。今植え付けた縁も、いずれ花を咲かせ、果実となる…私?私も同じよ。ここで出会ったのも、決して偶然ではないと信じている。
好きなこと
心経を唱えると、人は心を落ち着かせ、悟りを開くことができる。何度か今汐様に心経を唱えてあげたことがあるけれど、すぐ今汐様は眠気を催すので…あなたも興味がある?…あなた、何だか眠そうね…
悩み
冷気を感じた?そう…私はこの力を完全に御する事ができない…自分の感情を抑え込めなかった時ならなおさら。別にこれで傷を負うことはないけれど、一緒にいる人に迷惑をかけてしまう…気にしてない?え…この寒さを私と分かち合いたい?
好きな食べ物
今州には特産品の甘露という飲み物がある。中部台地特有の花の花びらから作られていて、芳醇で繊細な甘みを楽しめるの。ただ、一般人はこれを飲みすぎると、激しい目眩や平衡感覚の狂いが生じかねないので注意が必要よ。私?たかが飲み物の副作用なんて私に効くわけないでしょう。
嫌いな食べ物
強いて言うのなら、辛い食べ物が苦手…ん?攀花食堂に誘いたかった?じゃあ行こう。少々苦手なだけ。辛さなんて些細なことよ。容易く克服できる。
この目は…奇跡であり、呪縛でもある。もし解けるのなら…いや、そんな可能性は一縷もない。生涯これと付き合う定めなら、私の武器として使い倒してやる。
伝えたいこと・その一
自分の愚行によって招いた応報は、その人自身に還る…それはご住職様がこの数珠を私に贈った時に教えてくれたこと。でもそれは単なる戒めではない。善悪不二の理念を改めて私の肝に銘じさせたかった、ということよ。だから、私は他人の雑念に左右されずに、己の修行に専念する。それこそが、私の解脱への道だから。
伝えたいこと・その二
私は一時「災いをもたらす修羅」と呼ばれていた…けれど、今はこの悪鬼の力も私の手に収められ、護りの刃となった。漂泊者、あなたも私が悪鬼修羅に見える?大丈夫。あなたがどう捉えようとも、私は自分の責務を全うして、邪魔なものを断ち切ってあげる。
今汐について
近頃の今汐様は早起きを好まれるので、毎日定刻通りに起こしに参って…えっ?たまには寝坊したいと今汐様から聞いた!?そうなのか…他に何かあなたに話したことは?一言一句違わず私に教えて…!
鑑心について
綺麗な金色の魂の持ち主だ。品性と人間性の高さも尊敬に値する。
凌陽について
あの獅子舞の少年?他にない、獣のような魂を持っているな…恥ずかしいことではあるが、山から下りてきた猛獣が街で暴れている、と勘違いしたことがある…ゴホン、後ほどきちんとお詫びをして誤解を解いたので、心配には及ばない。
白芷について
立派な学者ね。過去に一度今令尹の指示で彼女とあるプロジェクトの連携について相談したことがある。そう遠くない未来、彼女は華胥研究院、ひいては瑝瓏反響学研究を支える大黒柱になるでしょう。
誕生日祝い
今日はあなたの誕生日なのか?この記念日は、特別めでたい日だと私は思う。誕生した瞬間に命の流転が始まり、数多の因果に作用され、今こうしてここにあなたがいる。それは、一種の奇跡と呼ぶことができるでしょう。漂泊者、お誕生日おめでとう。
余暇・その一
散りゆく運命にあるからこそ、人はそれを美しく思う。
余暇・その二
あなたに対するイメージ?そうね……温かな笑顔の人……かしら。
余暇・その三
台詞なし。
自己紹介
令尹の近衛、散華。危険な場所に行くのなら、ぜひ私を同行させて、身の安全を保障する。
最初の音
漂泊者、久方振りね。これからしばらくの間、護衛役を担当させてもらうわ。
チームに編入・その一
私からあまり離れないように。
チームに編入・その二
護衛の役目なら、安心して私に任せなさい。
チームに編入・その三
脅威となるものは、すべて断ち切ってあげる。
突破・その一
魂の輪郭が…よりはっきり見える。
突破・その二
心を込めて法を修練していくこと、それを“精”と呼ぶ。
突破・その三
心を込めて上達を求めていくこと、それを“進”と呼ぶ。
突破・その四
あなたが傷つくことは、もう二度とないわ。
突破・その五
漂泊者の護衛という令尹の命令はすでに完了した……。これからの同行は、誰からの指示でもない、私自身の意思で決めたあなたとの約束。こんな約束をしたのは、あなただけよ。
重撃・爆砕
雪花よ、尽く消し去れ!
共鳴スキル・1
凍てつく氷よ、咲け。
共鳴スキル・2
骨をも蝕む酷寒よ。
共鳴スキル・3
輪廻に還れ!
共鳴解放・1
その枷を解き放て!
共鳴解放・2
朝日に煌めく霜の如く!
共鳴解放・3
大紅蓮華!
回避
気をつけて。
ダメージ・1
台詞なし
ダメージ・2
くっ、下がって。
ダメージ・3
不覚っ。
重傷・1
配慮をしないで。
重傷・2
まだ行ける。
重傷・3
私は…これ以上引かない。
戦闘不能・1
苦厄…皆空……
戦闘不能・2
これが…私の因果…
戦闘不能・3
あなたを…守れなかった…
音骸スキル・召喚
行け。
音骸スキル・変身
壷中の天。
変奏スキル
私の後ろに。
敵に遭遇
どうか慎重に。
滑空
いい眺めね。
鉤縄
台詞なし
スキャン
予想外の収穫ね。
ダッシュ
台詞なし
壁走り
台詞なし
補給獲得・1
ここまで来た甲斐があった。
補給獲得・2
あなたのそばにいると、運が良くなった気がする。
補給獲得・3
この手のものが好きでしょう?持っていきなさい。