GenshinBuilds logo
情報

秧秧・玄翎

秧秧・玄翎 VA

中国語: Jen Zhang
日本語: 石川由依
韓国語: Lee Yoo Ri
英語: Rebecca Yeo

秧秧・玄翎 のフォルテ調査報告

共鳴力

蒼翎の遠音

共鳴評価報告

「周波数スペクトル検査報告RA2710-G」 過去のデータと比較した結果、周波数スペクトルグラフの一致度は極めて高く、ラベル曲線に特筆すべき変化は見られない。安定した上昇ののち、最終的に安定波動へと収束していることから、被検者は自然型共鳴者であると断定する。 被検者は自然の気流に感応し、これを収束させて高エナジーフィールドを形成可能。また、共鳴能力によって「蒼翎」を凝集させ、接触した周波数の中和および還元を行える。加えて、生命体・非生命体を問わず、付与された共鳴効果およびその影響を無効化することも可能である。 本人の証言によれば、玄方城の咎庭にて、玄方地界の過去の反響生物である玄翎雀の周波数を取り入れたことで、能力に変化が生じたとのこと。しかし、スペクトル検査の結果から見る限り、被検者の共鳴源に異常はなく、二次突変は発生していないと推測される。 「玄翎雀との共鳴……直感的には頷ける仮説ですが、データはそれを裏付けていません。……あなたの周波数は、変化したというより『補完された』ように見えます。……たとえるなら、記憶を失った人が過去を思い出すように。もともと備わっていた力に、今日まで気づいていなかっただけ……なのかもしれませんね。……もっとも、これも推測の域を出ませんが」」――華胥院医師との対話より抜粋

オーバークロック診断報告

被検サンプルの波形検査図は全体として楕円形を示し、局所的に針状の波動が混在する。ピーク値の振幅に上昇傾向は見られるが、現時点において異常波形は確認されていない。 診断結果:過去の報告と比較し、オーバークロック臨界値はやや低下。安定性は依然として高い水準を保っているが、潜在的なリスクには留意されたい。 オーバークロック歴あり。最高レベル:中。 被検者は玄方地界にて幾度も知覚過負荷に陥っており、毛先から進行する不可逆的な「羽毛化」の症状が悪化している。症状のさらなる拡大兆候がないか、継続的な経過観察を要する。 規定通り定期検査の継続を推奨。現時点においてカウンセリングは不要。

秧秧・玄翎 の大切なアイテム&好物

「殻」
「殻」
秧秧の髪紐と帽子。髪紐は母が贈ってくれた旅立ちの祝福であり、帽子は踏白となった際に友人が選んでくれた祝いの品。毎朝、鏡の前で髪紐を結び、帽子をかぶる。その瞬間は、世界と向き合うために気持ちを整える時間であり、今の自分が最初の決意から外れていないかを確かめる、小さな儀式でもあった。 共鳴能力に変化が生じた後、秧秧は長く考え抜いた末、この二つの「象徴」をタンスの奥にしまうことに決めた。そこに込められた意味なら、とっくに胸に刻まれている。殻を破った雛鳥が、もはやそれを必要としないように。今の彼女は、もっと遠く、高く羽ばたきたいのだ。その願いはもう、風に乗って世界の隅々へと広がっていった。だからこそ、新しい自分をここに定義する。誰かの憂いを本当の意味で分かち合える「大人」として。気高く空を翔け、黎明を告げる一羽の蒼い鳥として。
互いの記録
互いの記録
秧秧が大切に保管している、あの人からの手紙。一通たりとも欠かさず残してあり、今や小さな山ができるほどに積み重なっている。 その一葉一葉が、ひとつの旅路。共に歩むことは叶わずとも、互いに分かち合いたいと願った物語。 彼女はそうした記憶を大切にしまっている。指先で手紙の文字をなぞるたび、一度も訪れたことのない場所であっても、そこへ辿り着いたあの人の姿が、はっきりと脳裏に浮かぶのだ。
世界の声
世界の声
秧秧が家を出た数年後に、母が穂穂に託して届けた成人祝いの品。その中には、潮汐の音が封じられているという。 「灯火に群がる蛾のように、■■を聴いた者は、誰もが■■■■の道を歩むことになる。世にただ一人残された、声を祀りし者よ。誰にも望まれず、敗北を約束されたこの旅が、■■■の存在によって……ほんの少しでも、意味あるものになりますように」

秧秧・玄翎 のストーリー

「失敗」の記録
母に志を打ち明けてから、三日後のことだった。
その日の夕暮れ、秧秧の家の食卓には、箸が一膳増えていた。
「聞けば、お宅の娘さんが軍に入りたがっているとか?……どの子かしら?」食後のひととき、客人は茶を飲み干して両親に尋ねた。
「ふむ……目に光があるわ。心に濁りもない。苦労に耐えられる質でしょうね」客人はあどけなさの残る顔をしげしげと見つめ、笑った。「多少の基礎はあるようだけれど、どこで習ったの?道場?あそこは「死線」を教える場所じゃないわ。戦場で敵と斬り結ぶには、まだまだ足りないわね」
「さあ、今まで何を学んできたか、見せてごらんなさい」客人は腰を上げ、屋敷の中庭へと歩いていく。「お母さまの手料理を、タダでご馳走になるわけにはいかないものね」
「はい」両親の許しを得た彼女は、稽古用の木剣を手に客人の前へ進み、静かに構えた。
客人が何者なのかは知らない。両親の親しい友人、ということしか。
それでも、聡い秧秧には察しがついていた。なぜこの時期に客人が訪ねてきて、自分の腕を試すと言い出したのか。
両親は娘の願いを応援しながらも、その先にどれほどの試練が待ち受けているのかを、彼女自身の目で確かめさせようとしていたのだ。
彼女は最初の試練へとまっすぐ駆け出した。雛鳥が初めて翼を震わせ、空を目指すように。
……
「心根はいいわ。でも惜しいわね、資質は並。万に一人の天才とは違い、あなたは武の道に一生を懸けても、その頂など見えないでしょうね」
地面に崩れ落ちた瞬間、初めて道場の門をくぐった日のことが脳裏によみがえった。
何も知らず、ただ立ち尽くしていた、あの日が。
「あなたの素質のことは、お母さまから聞いているわ。同じ道を歩めば、遠からず彼女以上の名作を生み出せるでしょうに」客人は弾き飛ばされた木剣を拾い上げた。「――それでも、続けるの?」
彼女は頷き、手を伸ばして差し出された柄を固く握った。
……
それから十数日おきに、客人は家へ顔を出すようになった。帰り際には決まって、剣術を、時には戦術を、少しだけ授けていった。
自分はただ飯をたかりに来るだけで、友人の子に少し指導したくなっただけ――そう言って、「先生」と呼ばれることだけは決して許さなかった。
「あの……自分が準備できたって、いつになったら分かるんでしょうか?」
「そうねえ……なら、こうしましょうか」
翌朝、自宅の庭には一本の木杭が立っていた。墨のように黒く、鉄のように硬いその杭は、真剣ですら傷ひとつつけられない代物だった。
客人は秧秧の木剣を取ると、無造作に一閃。鋭い風が走り抜けたあと、剣身は木杭に三寸もめり込んでいた。
客人は深々と刻まれた剣痕を指さした。「共鳴能力を使わずに、これと同じことができたら……その時が来た証よ」
……
月日は流れ、早くも二年が過ぎた。
少女の顔からあどけなさは消え、杭には無数の剣痕が刻まれていた。
息を凝らし、構えを正す。剣光が風のように走り、落ち葉が舞い上がる。
「……」
二年分の研鑽のすべてを乗せた一剣は、ほんのわずか杭に食い込んだだけだった。
今日は、両親と約束した旅立ちの日。家を離れ、今州へ発つ。
出発の日までに「先生」の課題は果たせなかった。それでも、彼女は行く。
彼女は杭に深く一礼し、木剣を庭に残した。
両親と姉に別れを告げ、明庭の城外へ。最初の関所に差しかかる頃、遠くの道端に、見覚えのある人影が立っていた。
「ごめんなさい、先生。私、やっぱりできませんでした」
「もし、一生稽古してもできないと言ったら?」
「それは……しばらく、落ち込むと思います」
「でも、それでも止まらないんでしょう?」
「はい」
「なら、それでいいのよ」
「先生」は彼女の頭をぽんと叩き、街へと歩き出した。
「世の中には、自分にできないことがあると知ること。そうしたら、あとは――」
「――ひたすら、前へ進むことよ」
「始まり」の記録
明庭から今州まで――彼女は途方もなく長い時間をかけて歩いてきた。前世の記憶かと思うほど遠く、そして長い道のり。その間に見聞きしたものや経験した出来事は、自分が積み上げてきたと思っていたすべてを打ち砕くのに十分だった。
彼女はかつて、一度は「真実」を見たのだと思っていた。この剣を誰のために振るうべきかも分かっているつもりだった。何が「正しく」、何が「間違い」なのか。何が「善」で、何が「悪」なのか――心の中には、それを測るための物差しがあった。だが、歩く場所が増えるほどに気づかされる。その物差しでは、この世のすべてを測ることはできないのだと。善意から始まったことが、悲劇を生むこともある。悪事を重ねた者が、その悪によって誰かの幸せを守っていたこともある。世の中はあまりに複雑で、一生を懸けても理解しきれないものばかりだ。
「理解しようとする」という試みを、一度手放しかけたことさえある彼女にとっては、なおさらだった。
それは、越州でのこと。ある母親から、さらわれた子どもを捜してほしいと依頼を受けた。
子どもをさらったのは、悪神を信仰する集団。両手は血に塗れ、もはや「人間」とは呼べぬ狂人たち。
現地の軍策府と共にその拠点へ踏み込んだ時、彼女の目に飛び込んできたのは、まさに地獄だった。
その瞬間、頭の中のあらゆる思考が消え去った。美しいものも、善なるものも――そのすべてが、意識の彼方へ白く消え去っていった。
……
軍策府の者が後始末を終え、ぽんと肩を叩いてきた時、ようやく、すべてが終わったのだと気づいた。
剣先から、血が地面へ滴る音がした。髪をほどくと、母から贈られた髪紐は、目を覆いたくなるほどの赤に染まっていた。
あの間何があったのか、よく覚えていない。……自分は、人の命を奪ったのだろうか。たとえ今回は違ったとしても、この道を歩む限り、いつかはそうなる日が来る。
そんな現実から目を背けるのなら、自分の剣に本当の力は宿らない。それは分かっていた。
それでも――苦かった。
再び旅立つ頃には、髪紐の血も洗い流せていた。だが、その瞳には消えない翳りが残った。
あの母親から涙ながらに感謝されても、罪のない人々の幸せを守ることができたとしても、まっすぐに笑顔を返すことが、できなかった。
そんな砕けかけた心を抱えたまま、彼女は今州城へ辿り着いた。たった一人、辺庭を遠くに望む広場の真ん中で立ち尽くす。次に行くべき場所は分かっている。けれど、足は鉛のように重く、その一歩を踏み出すことができなかった。
……
「ありゃ、なんで一人でこんなとこに突っ立ってるの?迷子?それとも何かあったの?」
「あたしは熾霞だよ!今巡――じゃなかった、今はまだ『見習い』だけど、困ってることがあったら、なーんでも言ってよね!あ、もしかしてお腹すいてる?今州に来たからには、攀花食堂に行かなきゃね――」
――人懐っこい同年代の少女が、彼女に声をかけるまでは。
そして、その温かい手に引かれ、まだ見ぬすべてへ向かって、再び駆け出していくまでは。
「友情」の記録
「秧秧、こちらは白芷。華胥研究院の研究員よ。考査期間中、新しく今州近郊にできた無音区を調査する際は、彼女が技術支援をしてくれるわ」
……
「はじめまして、私は白芷――」
「――秧秧!今日のお昼、何食べる!?おばさんが新作料理を食べにおいでって言ってたんだ。あ、でもこの前一緒に食べた潮パイも捨てがたいんだよね――」
「……申し訳ありません。調査は午後からなので、食事をしている時間はないかと」
「『腹が減っては戦はできぬ』って言うでしょ!話はご飯を食べてから――って、あんた誰……?」
「……」
あの日、深い緑の瞳と、燃えるような赤の瞳が初めて向き合った時、二人の胸には同じ考えがよぎっていたのかもしれない。
――「この人とは、絶対に仲良くなれない」。
「あはは……」まるで温度感の異なる二人に挟まれながら、不思議と居心地の悪さも気まずさも感じなかった。まるで、こんな出会いが訪れることを前から知っていたように。まるで、三人がこんな形で知り合うことが最初から決まっていたように。
たとえ空気が張り詰めていても、二人はちゃんと、お互いを真っ直ぐに見ている。秧秧にはそう思えた。
「では、何か買って、道すがら食べましょう」ぽんと手を打ち、折衷案を口にする。「白芷、野外調査には体力も必要です。お腹を空かせたまま向かうわけにはいきませんから」
「ん……合理的な意見ね」
「じゃあ先週できたあのお店に……いや、ここは秧秧が決めてよ」
それは、青と白と紅の三つの影が、初めて連れ立って今州の街を歩いた日だった。
……
「秧秧、これ。研究院で新しく開発した特効薬よ。熾霞に届けてあげて。二日もあれば、風邪も治るはずだから」
「構いませんけれど……ご自分で渡さないのですか?」
「それは……」
……
「そうだ秧秧、これおばさんが作ったおかず!なんか白芷って今日遅くまで残業なんでしょ?あげてきてよ」
「もちろん構いませんが……熾霞も、ご自分で渡せばいいのでは?」
「うぐっ……」
……
そうして、日々は過ぎていった。
忘れられない出来事があったわけでもなければ、芝居のような大事件が起きたわけでもない。
三人はただ、数え切れないほどの何気ない日常を重ねながら、直接に、あるいは遠回りに、少しずつ互いを知っていった。
「白芷、次の調査についてなのですが……熾霞があの辺りの地形に詳しいので、巡寧所に申請して、しばらく手伝ってもらうことにしました」
「ごほんっ……!秧秧に免じて手伝ってあげるだけだからね。あたしが案内した方が、みんな無駄に走り回らなくて済むし、効率もいいでしょ……?」
「分かったわ……」白芷は手元の資料を閉じ、目を閉じてしばらく考え込む。
「それで――」
「――今日のお昼、何食べる?」
封じられた記録
「じゃじゃーん♪秧秧、踏白合格おめでとう!これ、あたしと白芷で選んだんだ。気に入った?」
「踏白は野宿続きの任務が多いでしょう。秧秧の長い髪は、手入れが大変だから。この帽子なら多少の風雨はしのげるわ。……実用的よ」
「そういう小難しいのはどーでもいいの♪大事なのは――秧秧がかぶったら、絶対かわいいってこと!でしょ?」
「ありがとう……白芷、熾霞」
友人たちの手から贈り物を受け取り、そっと頭にのせる。
……その瞬間、何年も前のあの日に、ふっと意識が連れ戻された。
「……どうしたの、秧秧?」
灯りのきらめく祭りの夜。姉の穂穂は、妹がある夜店の前で足を止め、棚の上を呆けたように見つめていることに気づいた。
「あっ、あの帽子が欲しいんでしょ?ん〜、いいじゃない。見て見て、小鳥の模様まで入ってるわよ」
「でも、高いもん……」値札を見て、握りしめた小銭に目を落とし、そっと一歩下がる。「行きましょう、姉さん。約束したでしょ、一緒に水あめ買うって……」
「うんっ、やっぱり似合う!」我に返る間もなく、帽子は頭の上にのっていた。
「姉さん……!?勝手に人のものを取っちゃダメですよ――」慌てる彼女の目の前で、穂穂はどこからか取り出した財布を、ちゃりんちゃりんと振ってみせる。
「ふっふ~ん。秧秧ってば、姉さんの財力をなーんにも分かってないね」袋の中で小銭が鳴る。「帽子のひとつくらい、姉さんのへそくりにかかれば、はした金よ」
「でも、姉さんが一生懸命稼いだお金……」
「それが何よ!」穂穂は妹の手を取って、人混みのいっそう賑やかなほうへ駆け出した。「私は秧秧の姉さん。私のものは秧秧のもの。あ、言っておくけど、秧秧のものも私のものだからね~!」
……
彼女にとって「姉」は、生まれたときからずっと、そこにいて「当たり前」の存在だった。
当たり前に笑い転げ、当たり前に何もかもを分け合い、当たり前に……毎日の風景の中に溶け込んでいた。
あの決断を下したとき、初めて気づいた。「当たり前」だと信じていた日々のすべてに、もうすぐ別れを告げなければならないのだと。
一歩を踏み出さなければ、なりたい「自分」には永遠になれない。けれど踏み出せば、慣れ親しんだ関係のすべてが、形を変えていってしまう。
姉との思い出のすべてを、明庭の家に残してきた。いつか今州を離れる日が来たら、今の自分にまつわる日々のすべても、同じようにここへ置いていくのだろうか。
それは、分からない。ただ、分かっていることもある――
今、頭の上から伝わるこのぬくもりは、何年も前のあの日と、何ひとつ変わっていないということ。
自分はもう、お祭りの人混みを姉と駆け回った、あの幼い少女ではないということ。
そして、姉からの手紙が――来月には、きっと届くということ。
出せなかった記録
あの日の出会いは、偶然だったのでしょうか。それとも――必然だったのでしょうか。
目覚めたばかりのあなたは、何もかも忘れていました。それでもあの金色の瞳は、私の想像も及ばないほど深い過去を物語っていました。
いつだって、ためらいもなく皆の前へ飛び出していく。いつだって、自分から嵐の真ん中に立とうとする。
それは、自ら選んだ道ですか?それとも、本能のようなものなのでしょうか。
いつも……誰よりも遠くへ行ってしまう。たくさんの仲間が隣を歩いても、やがては誰の手も届かない場所まで……
でも、私はそんな孤独を運命づけられた魂など、絶対にないと信じたいんです。
もしかするとこれは、私自身の身勝手な願いなのかもしれません。
私はただ、自分を守るのが下手なあなたを、守りたいんです。
一緒に過ごした時間なんて、きっと長い旅路から見れば、一瞬で大海原に溶け込んでしまう、ほんの一雫にすぎないのでしょう。
それでも、この気持ちは、この衝動は――時間も資格も関係ありません。
これは私の……ささやかな、贅沢な願いごとです。
嬉しい日も、悲しい日も。追い風の日も、向かい風の日も――あなたがふと寄りかかりたくなった時、その隣に寄り添っていられますように。
……願わくは――
……
彼女は筆を止めた。
書きかけの手紙を見つめ、何度も、何度も読み返す。
やがて便箋を折りたたみ、封筒へ収めると、引き出しの奥へそっとしまい込んだ。
そして新しい便箋を一枚取り出し、あらためて筆を走らせる。
漂泊者さん、最近いかがお過ごしですか?すべて順調でしょうか?

秧秧・玄翎 のボイスライン

心の声・その一
もう一度、{PlayerName}さんに会えたら……きっと、色々な想いが押し寄せて、言いたいことが溢れ、何から話せばいいのか分からなくなる……ずっと、そう思っていました。ですが……いざその瞬間を迎えてみると、私の胸の中には、ただ「嬉しい」という感情しか見つからなかったんです。
心の声・その二
{PlayerName}さんがいない間、今州でも色々なことがありました。ほとんどは手紙に書いた通りですが、直接話したほうが面白く伝わることも、きっとあると思います。なので……ブラックショアラグーナ、セブン・ヒルズ、ラハイロイで起きた話を……あなたが手紙に綴ってくれた旅や冒険の話を、もう一度、私に聞かせてくれませんか?
心の声・その三
後玄騎使の肩書き、ですか……一時的な代理とはいえ、新しい責任を背負うことに変わりはありません。慣れるまで、もう少し時間がかかりそうです。今州のことも気にかかりますし……でも、あちらには熾霞や白芷、令尹様、忌炎将軍がいますから。皆さんのことを思い浮かべるだけで、ずいぶん心が落ち着くんです。いつか私の名前も、誰かにとって同じくらい重みを持つようになれたら……そう、願っています。
心の声・その四
玄方地界へ発つ前の夜、悪い夢を見たんです。ずっと、誰かを探していた夢……探していたのは、夢の中の私が初めて会う人でした。目が覚めて、ようやく気づいたのです。あれは、{PlayerName}さんだったことに……でも、{PlayerName}さんが手紙に書いてくれた通り、悪夢はただの悪夢。今の私は、あなたをこの目で見ることができます。触れて、温もりを感じることもできます。だから、きっと……もう二度と、あんな夢は見ないでしょう。
心の声・その五
再会を果たしても、いつかまた別れの時が訪れる。それは分かっているつもりです。でも、今度は違います。私たちの物語は、お互いの心の中にあります。もう手紙という形を借りる必要はありません。それに、別れの切なさを知っているからこそ、次の再会が待ち遠しくなるはずです……その時は、私のほうから{PlayerName}さんを探しに行くかもしれませんね。
好きなこと
昔、姉さんはよく凧揚げに連れていってくれました。「秧秧がいれば、風のない日でも凧が上がるわ」——それが、姉さんの口癖でしたね。でも、どちらの凧が高く上がるか競う時は、様子が少し変わるのです。私がズルをしないか、姉さんはずっと目を光らせていましたから……もっとも、私が本気でズルをしたら、絶対に気づかれない自信がありますけどね。
悩み
これまでの道のりで、本当に色々な人と出会ってきました。ただ通りすがった人もいれば、友人になった人も……そして、敵対する人も。どれほど心を開いて語り合っても、決して分かり合えず、許し合うこともできない——それが、敵です。この道を歩き続ける限り、そうした相手とは、これからも出会うでしょう。ですが、だからといって、前に進むことが怖いとは思いません。私の理想と信念は、この手の中で剣となりました。剣である以上、誰かを守るためだけに振るうわけにはいきません。誰かを傷つける覚悟なら……ずっと前から、できています。
好きな食べ物
私も姉さんも、お母さんの手料理が大好きですね。でも、お父さんほどではないかもしれません。そもそもお父さんは、お母さんの手料理を口にしたのがきっかけで……んんっ。{PlayerName}さんも、味見してみませんか?私も簡単な料理なら作れますから。まだまだ修業中ですけど……味見してくれる人がいれば、きっと上達も早いと思いますし。
嫌いな食べ物
苦手な食べ物は……特にありませんね。強いて言うなら……食卓に一人きりだと、どんなご馳走でも少し味気なく感じてしまう……ような気がします。
一口に「守る」と言っても、たくさんの形があります。困っている人のために剣を抜くこと。必要な時に、惜しみなく手を差し伸べること。黙って話を聴いて、悩みをそっと和らげてあげること……いずれにせよ、それを支えるための「力」が必要になります。だから私は、ずっと前へ進み続けるのです。すべてを守り切れるほどの「力」を求めているわけではありません。でも、少なくとも今は……{PlayerName}さんと肩を並べられる場所まで、たどり着きたいのです。きっと、二人なら守れるものも増えるはずですから。
伝えたいこと・その一
かつて銜翎村に奉納されていた、一振りの剣。最後の最後になって、ようやく気づいたのです。あの剣には、玄翎雀の周波数がほんの一筋だけ宿っていたことに。命の終わりに、玄翎雀が届けようとしていたもの。そこにあったのは、苦しみと悲しみでした……けれど、恨みと憤りの底に隠されていたのは——愛と、離れがたい気持ちと……様々な声が織り合わされた、ひとつの生命の歌でした。
伝えたいこと・その二
玄方地界は、私にとって初めて訪れる土地です。それなのに……ここから流れてくる流れ息には、どこか懐かしい響きを感じます。玄翎雀の伝説を知ってから、漠然と思うようになりました。玄翎雀と流れ息には、きっと通じ合うものがあるのだと。あの子たちが、今も生きていれば……いえ、これはただの予感に過ぎません。いつの日か、玄方地界の人々は、玄翎雀が空を舞う姿を再び目にできるはずだと……私はそう、信じています。
穂穂について
姉さんは……いつも自信に満ちていて、とても頼りになる人です。小さい頃の私は、ずっと姉さんの背中を見てきました。この世には、姉さんを困らせるものなんてひとつもない。本気でそう思っていたほどです。ですが、姉さんは決して完璧な人ではありません。たまに頑固で、わがままを通してしまうこともありますし……私に見えない場所で、そっと弱さを隠していたりもします。ほかの人から見ると、たくさんの顔があるでしょう。名家のお嬢様、手強い商売敵、如才ない商会の会長――ですが、私にとって姉さんは、ただの「姉さん」……それだけです。
今汐について
令尹様は……大人びた落ち着きがあるので、皆さんつい年齢を忘れてしまうでしょう。ただ、ご本人からすれば、足りない部分があるのかもしれません……もっと成熟した大人たちやご自身が思い描く理想の姿と比べてしまうと。ですが、私にとっては違います。令尹様に助けられてきた、今州のすべての民にとっても。あの方は……今州で一番の令尹なのです。
カルテジアについて
リナシータの聖女にして、放浪騎士……これからの彼女は、きっと風のようにリナシータの大地を駆け巡っていくのでしょうね。彼女と私の共通点、ですか?どちらも音痕が額にあること……これはきっと、ただの偶然ですよね。あとは、自分の姿を変化させられるところ、くらいでしょうか。あっ、でも少し違うような気もしますね。もし、今の自分より成長した姿に変われるとしたら……うーん、ちょっと想像がつきません……
椋羽について
玄方地界では、椋羽さんに本当にたくさん助けてもらいました。そういえば、椋羽さんは「後玄騎使」として、私の先輩でもありますね。いつも眉をひそめていますが、親しくなって初めて分かりました。あの表情は、皆さんのことを考えているからだと。音もなく降る細雨のように、静かに周りの人を潤しているのに、それを誰にも知られたくなくて、恥ずかしがっているのです。
母親について
お母さんは……瑝瓏でも名の知れた作曲の大家です。お父さんから聞いた話では、お母さんは今の私よりもずっと幼い頃に、コンクールで優勝して頭角を現したそうです。ここ数年は表舞台に姿を見せることも少なくなり、家業に専念するようになりました。そのせいで、「彼女は作曲の腕を錆びつかせてしまった」なんて噂する人もいます。でも、それはただの噂です。お母さんの楽譜は、私も姉さんも、子どもの頃から家でよく目にしてきましたから。その数は、お父さんの蔵書に少し勝つほどです。
父親について
小さい頃、私と姉さんはお父さんに言われました。「自分は早く引退したいと思ってる普通の教師だよ」と。でも、後になって気づいたのです。お父さんの教え子たちが、「偉い人」ばかりだったことに。私が家を出て今州へ向かうと決めた日、お父さんは私に一本のペンを贈ってくれました。「嬉しいことや悲しいことがあれば、書き残しておくんだ。胸の中にしまい込むより、きっといい」——外の世界に出て、私が心の内を打ち明けられる相手に出会えないのではないか……お父さんは心配していたのでしょう。ですが幸運なことに、私は見つけることができました。
流れ息について
流れ息は……長い間、本当の意味で「声」ではありませんでした。しかし、いつからでしょうか……流れ息の中に、何かが混ざるようになったのです。かすかに響く、おぼろげな残響。夢とも幻ともつかない、呼びかけの声……私に聞き取れるものは、日に日に増えていきました。現在のことも、過去のことも……これが何を意味しているのか、まだ分かりません。でも、この変化を恐ろしいとは思わないです。風は私に多くのことを教えてくれましたから。助けてもらったことも、数えきれません。最後の答えは、自分の手で探し出さなければならないのでしょう……ですが、私は信じています。答えは、きっと風の中にあるのだと。
誕生日祝い
「Happy Birthday to you
Happy Birthday to you
Happy Birthday dear {PlayerName}さん
Happy Birthday to you」♪
今年も同じように……お祝いの歌を、{PlayerName}さんへ贈らせてください。
余暇・その一
飛んで……ほら、もっと……
余暇・その二
んー、ここは……ふふっ。
余暇・その三
……ふぅ。千里の道も一歩から、ですね。
自己紹介
元・今州夜帰踏白、現・玄方城後玄騎使臨時代理——秧秧です……少し、堅苦しかったでしょうか?でも、立場が変わったわけですし、あらためて自己紹介をしておこうと。それ以外のことは、わざわざ言う必要もありませんよね。とにかく……しばらくの間、よろしくお願いします。
最初の音
……お久しぶりです、{PlayerName}さん。
チームに編入・その一
風の導きに従いましょう。
チームに編入・その二
ええ、隣にいますよ。
チームに編入・その三
大丈夫です、私に任せてください。
突破・その一
この力に、早く慣れてみせます……!
突破・その二
音、重き日もあれば……玉、軽き日もあり。
突破・その三
強まっていく流れ息のなかに、ひとつの名前が……ずっと耳の奥で、かすかに響き続けています。「声を祀りし者」とは、私のことなのでしょうか。それとも……
突破・その四
蒼い翼は、空を、荒野を越え……誰もたどり着いたことのない、海の彼方まで飛んでいくでしょう。そして、いつか架けるのです――あまねく音を繋ぐ、ひとつの橋を。
突破・その五
この羽根を、{PlayerName}さんに預けます。ただのお守りではありません。これは、私の誓いです。いつの日か、あなたがどんな風も届かない場所へ行ってしまったとしても、流れ息の中からあなたの声を聞き取れなくなったとしても……この羽根を持っているなら、あなたが名前を呼んでくれるなら、私は必ず駆けつけます。
通常攻撃・1
逃がしません!
通常攻撃・2
朔風よ、解き放って——!
通常攻撃・3
……風花、繚乱——!
通常攻撃・4
風と共に——!
重撃・1
雑音を断ちます!
重撃・2
音を鎮めます!
重撃・3
風を清めます!
空中攻撃・1
飛び込みます!
空中攻撃・2
攻め込みます!
空中攻撃・3
高く舞い上がれ!
空中攻撃・4
流れる音たちよ——!
空中攻撃・5
無に返します!
共鳴スキル・1
これは、善を救う剣……
共鳴スキル・2
構えを変えましょう!
共鳴スキル・3
羽よ、刃となれ!
共鳴スキル・4
そして、悪を断つ剣——!
共鳴スキル・5
風よ、還れ!
共鳴スキル・6
大空へ、翼を広げて!
共鳴解放・1
形ある周波数よ、原初へ!
共鳴解放・2
千の風音よ、鎮まれ!
共鳴解放・3
蒼き翼よ、無に響け!
変奏スキル・1
この声は、絶えることなく!
変奏スキル・2
鞘を払うは、剣の歌!
変奏スキル・3
響き渡れ!
変奏スキル・4
姉さん、ここは私が!
変奏スキル・5
雨が止み、風が舞う!
回避
見えました!
パリィ・1
流れを変えます!
パリィ・2
受け流します——!
回避反撃
隙は見逃しません——!
重傷・1
……少し、厄介ですね。
重傷・2
……気は抜けません!
重傷・3
皆さんを、守らなくては……
戦闘不能・1
大いなる音、声を持たず……
戦闘不能・2
ごめんなさい、守ることができず……
戦闘不能・3
流れ息が……止まり、ました……
音骸スキル・召喚
周波数の源へ……!
音骸スキル・変身
その音色で、刃を紡ぎます!
敵に遭遇
流れ息が警告しています——気をつけてください!
滑空
羽を広げて。
スキャン
風が便りを運んできました。
ダッシュ
私に付いてきてください。
補給獲得・1
風からの贈り物です。
補給獲得・2
少しでも、お役に立てれば。
補給獲得・3
塵も積もれば、と言いますから。